2008年8月 6日

ネットオークションVS木工職人

ネットオークションで手作りの木工作品をよく見かけます。
しかも、とても低価格で。
作りもデザインも手が込んでいるのに、驚くような値段で出品されているのです。
これは如何に??

いろいろな情報を集めてみますと、退職された方々が趣味で作って出品していることが多いようです。
多少値段が安くても、それを生業としているわけではないからOKという感じでしょうか。
買う立場なら良い品物が安価で手に入るのですから、それに超したことはないわけです。
プロの作りの立場としてはこれは結構痛手です。

何しろ、プロは画像に写らないところに気を配っていますから!

分かる人だけ分かってください~的モノ作りは既に時代遅れだと思います。
伝統の技術さえ、市販の電動工具の前ではその存在感すら揺らぎがち・・
だから、お客様の「こんなのが欲しい!」に応えるべく、プロの木工職人は総合的な腕を磨かなければらならない時代なのかも知れません。

2008年8月 2日

刃物研磨は一日にして成らず

製材や木工で特に重要なのが、刃物の研磨。
専門家に依頼するのが一般的ですが、当工場では特殊な成形刃物をの除いて自社で刃物研磨を行っています。

研磨は機械作業ですが、研ぎ上がりを確認するのは目視。
刃物によっては最終の仕上げを手作業で行うこともあります。

職人の世界では「研ぎは一生」とも言われているくらいですから、容易な作業ではありません。
だから、上手く研ぐ事が出来てキレイに削れたら、ある意味感動モノなのです。(本人だけかも)
この上手く出来た時を積み重ねることで、匠に近づいていけるのだと思います。

2008年7月22日

廃材からの生還

工場の隅で拾った廃材と思われる板。
大きさは縦横20×40センチくらい。樹種はケヤキ。
そのまま焼却処分しようと思ってみたけど。
少し待て!

20080722.jpg

試しにカンナがけして、着色ニスを塗ってみたのがこの写真。
ミニ盆栽などの飾り台くらいにはなりそう??

2008年7月19日

製材すると出る、意外なモノ

帯鋸で製材すると、当然ですが挽き屑(オガクズ)が出ます。
これをフラッシュ撮影したら、乱反射してしまいました・・

20080719.jpg

さて、このオガクズ。
意外な物質を発生させるのをご存じでしょうか?

それはなんと、アルコール

このため、条件によっては製材作業をしていると気持ちが悪くなることがあります。
いくら集塵しているとはいえ、結構飛散するのもので。
飲むアルコールにはそこそこ強い自信がありますが、気化したものはさすがに堪えます。

最近の原油高で木材からアルコールを抽出する技術の研究が進められているそうです。
木材からアルコールを作るアイデアは古く、第2次世界大戦中にも燃料不足を補うために、国内で開発が進められたのだとか。
木材の可能性ってすごいですよね。

2008年7月11日

欠点も本物の証

入り皮(いりかわ):
木の成長段階や、木の股部分などで、樹皮が木材中に残っているもの。

20080711.jpg

杉のうづくり仕上げ腰板の拡大写真。
このような部分は、節と同様に材の欠点として扱われています。
製品自体の格付け(等級)も自ずと低いものとなってしまうのです。
その一方で、お客様から心強いご意見をいただくことがございます。

「多少の欠点がある方が、より本物の木らしくて良い」

と。
確かに拡大して見ると気になりますが、実際に施工されると案外目立たなくなることが多いと思います。
あくまでも完璧を求める場合はおすすめ致しませんが、逆に無垢の板の素材感を楽しむことが出来ますので、使い方次第でご活用いただけると思います。

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